「ありがとう」と「ごめんなさい」

悩みのないよい人間関係を築くうえで一番大切なのは、感謝と謝罪を忘れないことだと私は思っています。
人から親切を与えられれば「ありがとう」。
自分が何か間違いを犯し、相手に迷惑をかければ「ごめんなさい」。
例えどんなに些細なことでも、この二つだけはしっかり言葉にして伝えるべきだと思うのです。

自分に与えてもらった親切は、自分にとって「そんなこと当たり前のこと」と思うほどの親切であっても、「ありがとう」のお礼の言葉は100%伝えるべきです。
それは、相手にとって、感謝されるほどの親切とは思っていないかもしれません。
また、単なる思い付きであったり、当たり前と思っての行動かもしれません。
しかし、それでも「ありがとう」のお礼の気持ちを伝えるのと伝えないのとでは、まったく異なります。

お礼を言われて不愉快になる人間はないでしょう。
「この人に親切をして良かった」と思いますよね。
逆に、何かをしてもらうことが当然とでも思っているかのような態度では、「もう二度とこの人にはしないぞ」と相手の親切心を損ねる結果になってしまいます。

知人から聞いた言葉ですが、昔からそれを「自損損他」と言うそうです。
相手が損するし、自分も損をする。
そんなの最悪ですよね。

謝罪にも同じことが言えます。
謝られるほどのことではなくても「ごめんなさい」と言われれば、悪い気分になる人間はありません。
しかし、明らかに悪いはずなのに「ごめんなさい」よりも言い訳を優先して自分の非を認めようとしない人間にはいい気がしないどころか、腹が立ってきたりします。
これも「自損損他」の結果になります。

感謝と謝罪、この二つをどれだけできるかは、心がけ一つです。
決して簡単なことではありませんが、皆さんのおかげで今の自分があることに感謝の気持ちを持ち、過ちだらけの自分と認めてミスを犯せば正直に謝ることで、より良い人間関係が築かれるでしょう。

感謝を忘れ、自己弁護に走れば、プライドばかりが高く、自己中心的な人間だと思われて当然で、良い人間関係など築けるはずもありません。

この二つはより良い人間関係を築く上でも最も重要な要素ではないでしょうか。
これを心がけるだけで、悩みの多くは解消できるに違いありません。

人間関係の悩みは、すべての人の悩み

学校や職場、家族間において、人間関係の悩みを持ってはいませんか。
身近な人間との関係が、努力しているのに何故かうまくいかず、悩みを抱いたことはありませんか。
複数の人がいれば、そこには必ず人間関係が生じます。
好きで一緒になった夫婦、仲の良い親友同士の間でさえ、うまくいかないことが起きるのです。
まして、性格も好みも異なる職場の同僚や上司、また学校のクラスメイトとは、それだけ大きな摩擦が生まれるのも当然でしょう。
人生80年、人間関係についての悩みは、尽きることがありません。
このブログでは、そんな人間関係の悩みについて、共に悩み、その人のタイプに応じた解決へのヒントを紹介したいと思います。

私はカウンセラーではありません。
カウンセラーではありませんが、これまでに多くの人から人間関係についての悩み相談を受けてきました。
それはおそらく、私自身の経験が理由に挙げられるでしょう。

私はかつてひどい対人恐怖症でした。
言いたいことがうまく言えず、口下手であったことに強いコンプレックスを持っていたのです。
そのため、人間とふれ合うことに強い苦手意識があり、その悩みを一人ずっと抱え込んでいました。

人と話せば、相手に不快感を与えているのではないかといつも不安になり、徐々に人間との関係に恐怖を感じるようになっていき……
そのうちに家から出ることができなくなり、いわゆる引きこもり状態となる始末。
ひどいときには家族との会話にさえ抵抗を感じるようになり、声を発することすらうまくできなくなったほどです。
それでも、献身的な先生によるカウンセリングや自己葛藤を繰り返して、今では普通にコミュニケーションが取れるようになっています。

私の経験は少し特殊な例かもしれませんが、自分が苦しんだ経験と、いろいろな方から受けた相談に共に悩んだ経験からできるアドバイスもあると思っています。
心の問題に苦しんでいた間、人間関係とはいったい何だろうと、様々なことで悩みました。
文学や哲学、宗教にも興味を持ち、何か解決策はないかと悩みもがいた時期が長く続きました。
そうやって悩みに悩み、導き出された結論や対処法がありました。

そんな私が、過去の経験から学んだ人間関係の悩みから脱出するヒントを、同じように今、人間関係に悩みを持っている人たちにお伝えしたいと思います。

人間は生きている限り、多かれ少なかれ人間関係についての悩みを抱くもの。
あなたのよりよい人間関係のために、私の提供するアドバイスが微力ながら悩み解決の一助になれば幸いです。